インタラクティブ広告システム

Group-adaptive Advertisement System は集団間の対人距離からその関係性を友人、ビジネス、恋人、家族、その他の中から判断し、それに応じた広告を表示するシステム。天井に取り付けられたステレオカメラにより対人距離や人数、身長を計測することで、対人距離が近い場合は恋人と識別し、身長が低い人がいる場合は、家族と識別する。閲覧者たちも普段は意識していない、お互いの関係性を対人距離から導きだし、その集団に適した広告を自動的に提示するスマートな広告システムである。

Jump-in-Ad

Jump-in-Ad は見ている人の顔が、広告の中の登場人物に入り込む広告システム。閲覧者は自分の顔が写りこむ広告映像を見ることで、笑ったり、照れたり、面白がったりする表情が広告コンテンツの一部になる。普段は何気なく見過ごしている広告に閲覧者の表情を反映させることで、PR効果や注目度を高めることを目的とする。


主な発表文献

  • Tomoo Inoue, Embedding a Viewer’s Face to an Advertisement for Increasing Attention, Proceedings of the fourth International Workshop on Informatics(IWIN2010), pp.78-81, 2010.
  • 井上智雄, 瓶子和幸, グループに適応する公共空間向け広告システムGAS, 情報処理学会論文誌, Vol.49, No.6, pp.1962-1971, 2008.